第2回豊岡市ジェンダーギャップ解消戦略会議を開催しました
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更新日
令和2年12月28日
[画像]写真:グループワークのまとめを発表 (63.0KB)
11月19日に第2回豊岡市ジェンダーギャップ解消戦略会議を開催しました。
委員は、有識者に上智大学名誉教授 目黒依子さん、企業経営者、教員、育児中の人、若者、地域コミュニティ関係者など、多世代、多様な立場の10人が務め、半数が女性です。アドバイザーに関西学院大学客員教授 大崎麻子さん、オブザーバーに一般社団法人ローカルソリューションズ代表理事 田中淳一さん(内閣府地域活性化伝道師)を迎え、市民など約20人が傍聴しました。
有識者からの講義を聴き、ジェンダーギャップ解消の必要性や先進事例への理解を深めた後、四つのテーマでジェンダーギャップが解消された豊岡市を実現するための短期・中長期の事業案について意見交換をしました。
今回の会議結果を踏まえ戦略体系を整理し、次回のジェンダーギャップ解消戦略会議で、戦略案の最終化に向けた議論を行います。
[画像]写真:講義の様子(127.0KB)
有識者による講義
【講義1】
ジェンダー平等の重要性「健全な危機意識を持つために」
目黒依子さん(学識経験者委員)
【講義2】
経営者ヒアリングの共有「豊岡市のジェンダー平等に向けた動き」
大崎麻子さん(アドバイザー)
【講義3】
長野県川上村の事例紹介 〜「選ばれる地域になる」文化醸成戦略〜
田中淳一さん(オブザーバー)
[画像]写真:グループワークまとめ発表(59.0KB)
グループ発表(主な意見)
テーマ1 家庭・地域・学校・職場におけるジェンダーギャップに対する市民の知識・理解が深まるには
【地域】
- 豊岡市全29地区で策定中の「地域コミュニティビジョン計画」にジェンダーに関する計画を取り入れる。
【学校】
- 義務教育の時点で、政治や現代社会の現状について詳しく学ぶ。そのためにも、教育委員会との連携が必要
- 学校で実施している出前講座で、市長や市の担当者による豊岡市の将来や課題を語る。
【職場】
- ワークイノベーション推進会議の参加企業を50社集め、来年は100社へ。
- ジェンダーギャップ解消推進企業のオリジナル認定マークを作成し、就職の企業説明会などで学生にも一目で分かるようにする。
- 職種横断で女性のエンパワーメントに関する研修を実施する。
- 女性のための設備投資をする。
テーマ2 地域において男女が共に意思決定・方針決定に参画するための環境整備が進むには
- 参画するメリットが分かるようにする。インセンティブを考える。
- 若い区長、若い議員を増やす。
- 市議会の女性議員の割合や年齢層の割合を固定化する。
- 市長、市議会議員、企業、市民などで意見交換できる会議体を新設する。
- あらゆる組織、会合において女性比率50%を目指す。
- 村社会の仕組み、昔からのやり方を見直す。
テーマ3 職場における意思決定ポジションの男女格差の解消に向けた取組みが増えるには
- インセンティブを作る。トップの考えを聞くミーティングを開く。
- 幹部の意識を変えるために、外部の支援セミナーを開始
- トップの改革意識の方針等を幹部にまず伝える。
- 透明性のある人事評価制度を再構築する。
- 役職者へジェンダーギャップについての教育を再徹底する。
- 育休明けの若い女性、男性のロールモデルをつくる。
- 女性の意見だけを聞く会議を開催する。
- 一人で複数の役割をこなせるようにし、チームで動けるようにする。
- 保育施設やサービスのさらなる充実を図る。ベビーシッター制度など。
- 市内事業所の優良事業所の表彰
テーマ4 家庭において男女が家計責任(世帯収入)とケア責任(家事・育児・介護等)を分かち合えるには
- 産後8週まで妻の身体の回復を考えて夫が育休を取得する。
- 男性も家事を経験する。家事のスキルを学ぶ機会がある。
- 無償ケア労働(家事育児介護)が正しく評価される。(ケア労働がどれくらいの対価を持つのか)
- 男女差を埋めることができるAIIoTの開発
- 行政による産後支援センターの設立。パパも子育てを学べる。
- 学童保育の時間を19時頃までに延長する。
- 保育士向けのジェンダーギャップ解消の啓発
- 保育や介護、看護のケアワークをもっと評価すべき。賃金に反映する。
- 企業が自社に保育施設(病児も可)を持っている。
関連情報
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くらし創造部 多様性推進・ジェンダーギャップ対策課 ジェンダーギャップ対策係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9004 ファクス:0796-24-8114
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