豊岡市が目指すまちづくり


ページ番号1023951  更新日 令和6年5月10日


基本構想、市政経営方針など、豊岡市が目指すまちづくりについて紹介します。


まちづくりの長期目標は「命への共感に満ちたまち」

 豊岡市では2012年に「豊岡市いのちへの共感に満ちたまちづくり条例」を制定しました。
 この条例は「命は限られている」「命は支え合っている」「命はつながっている」の三つの視点に立って、まちづくりの基本的な柱や長期目標を定めています。

[画像]画像:豊岡市いのちへの共感に満ちたまちづくり条例(121.7KB)

豊岡市基本構想

 基本構想は、まちの将来像ならびにその実現のための重点的な課題および取組みの方向を示す12年間の指針とし、重要課題や社会潮流に対応しながら長期目標である「命への共感に満ちたまち」を実現していくに当たり、当面の12年間(2018?29年度)でどこをどのように目指して進むべきかを定めることとします。
 めざすまちの将来像を「小さな世界都市–Local & Global City–」とし、6つの主要手段を推進力としてその実現に向けて取り組んでいきます。

基本構想の戦略目的(めざすまちの将来像)は「?Local & Global City?」

[画像]画像:豊岡市ロゴマーク(31.6KB)

 豊岡市の目指すまちの将来像は、「小さな世界都市–Local & Global City–」です。
 「小さな世界都市」とは「人口規模は小さくても、ローカルであること、地域固有であることを通じて世界の人々から尊敬され、尊重されるまち」を意味します。
 大都市にはない地域固有の魅力を磨き、世界で輝くことを通じて、「豊岡で暮らすことの価値」を再創造する取組みを進めていきます。

6つの主要手段


中期市政経営方針

 市政経営方針は、市基本構想に定めたまちの将来像「小さな世界都市−Local & Global City−」を実現するための重点的な施策およびその戦略的な進め方を示す方針です。
 現在、2022年度から2025年度の4年間を計画期間とする中期市政経営方針に基づいた施策を行っています。


市民の暮らしを支える施策

 豊岡が世界で輝くための取組みと並行して、自治体の最も重要な責務である市民の暮らしを支える施策を展開し「豊岡に暮らして良かった」と市民が実感できるまちづくりを進めます。

 重点施策


地方創生総合戦略

 豊岡市では、人口減少のスピードを和らげること(量的緩和)とともに「豊岡で暮らすことの価値と魅力」を高めること(質的転換)の二つの政策を通じて地域活力の維持を図ります。
 「豊岡に暮らす価値を認め、豊岡で暮らすことに自信と誇りを持って住む人が増えている」という状態を達成するため、6つの主要手段を定めて取り組んでいます。

上位目的

 豊岡に暮らす価値を認め、豊岡で暮らすことに自信と誇りを持って住む人が増えている

戦略目的

 暮らすなら豊岡と考え、定住する若者が増えている

主要手段


豊岡市の特徴的な施策

コウノトリも住めるまちづくり

 国の特別天然記念物“コウノトリ”。かつて日本中で姿を見ることのできたコウノトリは、環境破壊等によって数を減らし、1971(昭和46)年に日本の空から姿を消しました。そんなコウノトリを絶滅から救おうと、1965(昭和40)年に豊岡で人工飼育がスタート。40年に及ぶ苦難の道のりを経た2005(平成17)年、コウノトリは再び豊岡の空を舞いました。コウノトリが空へ飛び出した瞬間、人々から湧き上がる歓声と鳴りやまない拍手――。数えきれないほどの挑戦が実を結んだ瞬間でした。
 人里近くで暮らすコウノトリと共に生きる道の選択は、私たち自身の暮らしを見つめ直し、自然環境と文化環境を再生・創造していく道に他なりません。簡単なことではありませんが、豊岡の挑戦は、これからも続いていきます。


[画像]コウノトリの写真1(37.9KB)
[画像]コウノトリの写真2(50.6KB)
[画像]写真:加陽湿地(45.2KB)
[画像]写真:生きもの調査(57.8KB)

ジェンダーギャップの解消

 ジェンダーギャップの背景には、固定的な性別役割分担を前提とした仕組みや慣習にあることが指摘されており、未だに地域社会に根強く残っています。
 また、無意識の偏見や思い込みの存在により、気づかないうちに性別による差別・区別が生じることがあるため、まずは、自分の中にある無意識の偏見や思い込みに気づき、行動変容につなげていくことが必要です。
 市では、「豊岡市ジェンダーギャップ解消戦略(2021年3月)」に基づき、「固定的な性別役割分担を前提とした仕組みや慣習が見直され、お互いを尊重し支え合いながら、いきいきと暮らしている」姿の実現を目指しています。職場、家庭、地域、学校などの分野・対象ごとに多面的に展開し、ジェンダーギャップ解消を自分ごととして捉え行動する人を増やす取組を進めます。


[画像]写真:豊岡みらいチャレンジ塾(30.4KB)
[画像]写真:豊岡市区長連合会研修会(34.5KB)
[画像]写真:中学校生徒会リーダー研修会(30.6KB)
[画像]写真:豊岡市ワークイノベーション推進会議(23.4KB)

深さをもった演劇のまちづくり

 演劇のまちづくりは、豊岡に暮らす突き抜けた価値を創りあげるために必要なものです。
 城崎国際アートセンターは世界中から人々を集め、2021年4月に開学した県立の芸術文化観光専門職大学には演劇と観光を学ぶため全国から学生が集まっています。また、演劇やダンス、大道芸などさまざまなパフォーミングアーツと観光を連動させた「豊岡演劇祭」が毎年9月に開催されています。市内の小・中学校、高校では、性別や年代を超え対等な関係の中で自分を主張し、他者を理解できる基礎的なコミュニケーション能力の育成を目指し、演劇的手法を用いたコミュニケーション教育を実施しています。
 豊岡市では、演劇によりまちの魅力が高まり、人々をひきつけるとともに、教育・療育分野などさまざまな場面で新たな可能性が広がっています。


[画像]写真:豊岡演劇祭 但東さいさい(16.9KB)
[画像]豊岡演劇祭2022「新・豊岡かよっ!」(94.2KB)
[画像]写真:城崎国際アートセンター(122.6KB)
[画像]写真:芸術文化観光専門職大学(48.3KB)

豊岡グッドローカル農業の推進

 豊岡の農業は、全国の例にもれず人口減少や農業者の高齢化等により苦境に立たされています。一方で、若者の新規就農やコウノトリ育む農法の普及拡大など、明るい話題も増えています。
 そこで、豊岡の農業の可能性を具現化し、価値を高めるため、本市では、農業の将来の姿として「豊岡グッドローカル農業」を描き、推進しています。「豊岡グッドローカル農業」とは「『環境』『経済』『社会』をより良くし、持続可能で幸せを感じる社会の実現に貢献する農業のあり方」です。農業者だけでなく、豊岡の農業・農村・食に関わる全ての人が「豊岡グッドローカル農業」を理解し、一緒に育て、拡げていくことを目指しています。


[画像]画像:豊岡グッドローカル農業イメージロゴマーク(63.7KB)
[画像]画像:農業体験の様子(48.6KB)

特色ある教育の推進

 小・中学校では、中学校区で小中一貫教育を展開し「ふるさと教育」「英語教育」「コミュニケーション教育」の3つを柱に“ローカル&グローバル学習”の時間に取り組んでいます。9年間を通したカリキュラム・指導により子どもたちの生きる力を育みます。
 また、豊岡市の教育の中心課題の改善や子どもたちがこれからの社会をよりよく生きていくためには「非認知能力」の向上が重要と考えており「とよおか教育プラン(豊岡市教育振興基本計画)」のテーマに掲げています。その能力を向上させるためには演劇やダンスなどを用いたアウトプット型の学習が有効とされていることから、演劇的手法によるコミュニケーション教育や演劇ワークショップを実施しています。

[画像]写真:コミュニケーション教育(47.5KB)
[画像]写真:演劇ワークショップの様子(56.4KB)

特色ある保育の推進

 豊岡市では、明るい将来を担う子どもたちが心も体も健やかに成長できるよう、全国に先駆けて2007年度から幼児期における「運動遊び事業」を、2017年度からは「英語遊び事業」を積極的に推進・展開しています。

[画像]写真:運動遊びの様子(34.7KB)
[画像]写真:英語遊び(28.1KB)

豊岡市のまちづくりに関する各種計画

 豊岡市のまちづくりに関する各種計画を分野ごとに紹介します。


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市長公室 秘書広報課 広報戦略係
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