ページ番号1013266 更新日 令和6年12月28日
子宮頸がんは、子宮頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。
近年、子宮頸がんにかかる年齢は若年化しており、20代後半から30代に急増しています。
日本では毎年、約1.1万人の女性がかかり、さらに毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。
子宮頸がんのほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で生じます。
HPVには200種類以上のタイプ(遺伝子型)があり、その中で子宮頸がんの原因となるタイプが少なくとも15種類あることが分かっています。
HPV感染は、主に性的接触によって起こります。
感染しても、ほとんどは自然にウイルスは消えますが、一部の人でウイルスがなくならず、ずっと感染した状態になります。その場合、数年〜十数年かかってがんへと進行します。
子宮頸がんに対してできることは、子宮頸がん検診の受診とHPVワクチンの接種です。
子宮頸がんは、早期に発見し手術などの治療を受ければ、多くの場合、命を落とさず治すことができます。
20歳になったら、子宮頸がんを早期に発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けましょう。
不正出血など自覚症状がある場合は、検診を待たず、速やかに婦人科、産婦人科など専門医療機関で診察を受けてください。
HPVワクチンの定期接種の対象者は、小学校6年生〜高校1年生相当の女性です。定期接種の対象者は、公費により自己負担なしで接種を受けることができます。
現在、定期接種で使われているワクチンは、表のとおりです。
ワクチンによって接種間隔が異なります。どのワクチンを接種するかは医療機関で相談してください。
ワクチン名 |
接種回数 |
接種間隔 |
|
---|---|---|---|
シルガード®(9価) |
1回目を15歳未満で接種:2回 |
1回目から6カ月後 |
|
1回目を15歳以上で接種:3回 |
1回目から2カ月後
1回目から6カ月後 |
||
ガーダシル®(4価) |
3回 |
1回目から2カ月後
1回目から6カ月後 |
|
サーバリックス®(2価) | 3回 |
1回目から1カ月後
1回目から6カ月後 |
HPVの中には、子宮頸がんを起こしやすい種類のものがあります。ワクチンは、このうちの一部の感染を防ぐことができます。それにより、子宮頸がんの原因の50〜70%を防ぎます。
注:HPVワクチンでは防げない感染もあるため、定期的に検診を受けましょう。
多くの方に、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。
筋肉注射のため、痛みが強いと感じる方もいます。
接種後、まれにですが重いアレルギー症状や手足の力が入りにくいなどの神経系の症状が起こることがあります。また、他にも多様な症状が報告されています。
ワクチンが原因かどうか分からないものも含めて、接種後に重篤な症状として判断された人は、接種を受けた1万人当たり、約6人です。
注:協力医療機関の受診については、接種を受けた医師やかかりつけ医に相談してください。
予防接種後に、予防接種が原因と思われる障害等が生じた場合は、相談してください。
電話:0796-24-9604
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こども未来部 こども未来課 おやこ保健係
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