【2025年2月15日】国際科学オリンピックで世界4位を受賞した池上十和子さんにコウノトリ賞を授与


ページ番号1032455  更新日 令和7年2月25日


 近畿大学附属豊岡高校在学中に「カニ殻からバイオプラスチックを生成する新規微生物の探索と同定」をテーマに研究を行った池上十和子(いけがみとわこ)さんは、リジェネロン国際学生科学技術フェア2024(国際科学オリンピック)で世界4位、文部科学大臣賞を3回受賞するなど、国際的にも顕著な成績を収められました。

 豊岡市では、その努力と栄誉を称えるとともに、これから世界の空に大きく羽ばたかれることを祈念し、スポーツ分野以外では初となる「コウノトリ賞」を授与することとしました。 

 2月15日、近畿大学附属豊岡高校の令和6年度卒業証書授与式が執り行われることに合わせ、豊岡市長から池上さんに表彰状と記念品が手渡されました。

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池上さんにインタビューを行いました(一部抜粋)

コウノトリ賞受賞の感想は

 中学生の頃からやりたくなって取り組んでいたことが、それが高校を卒業して豊岡を出る前に、認めていただき、自分でためになるのかなと思ってやっていたことを皆さんが喜んでくださることが、ありがたいなと思います。卒業式でお世話になっている先生方や保護者の方、支えてくださっている豊岡に、恩返しではないですが、喜んでいただけたのなら、すごくうれしいことだと思っています。

研究を進めるカニ殻については

 カニ殻も含めて研究規模自体を大きくできたらいいなと。石油性のプラスチックをよりいいプラスチック、身体にいいプラスチックに変えるような研究だったり、もちろん豊岡にも還元できたらうれしいですし、皆さんが喜んでくれるとうれしいなと思います。

楽しいことを自分らしく取り組む

 池上さんは、東京大学で引き続き石油性のプラスチックを身体に優しいプラスチックに変える研究を続けるとのことです。海外の大学にも興味があり、海外に研究の拠点を移して、カニ殻を含めた規模の大きい研究も視野に入れています。
 「東京大学で研究をして、しっかり形としてから、海外に行けたらいいなと思います。東京大学でまだ研究自体を継続してくださるので、私が海外にいっても、私も関与して形にしたいなと思っています。
 もっと広い分野をやってみて、これが楽しそうだなと思ったら、楽しいことを自分らしくやっていって、それがまた豊岡の皆さんが見て、応援してくれたらうれしいと思います」と夢を膨らませていました。

製品に「豊岡」の名前を入れられたら

 研究を進めているバイオプラスチックには、名前はついていません。池上さんは、将来このプラスチックに名前を付けることができれば「豊岡という名前を入れたらすてきかな。ぜひ入れたい」と語ってくれました。

 

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