城下町をまるごとミュージアムに! 「切り絵の散歩道」を開催中


ページ番号1018341  更新日 令和3年11月10日


久保修 画業50周年記念展覧会「切り絵の散歩道」

 現在、豊岡市立美術館−伊藤清永記念館−をはじめ、出石町内の文化施設5館で、出石を「第二のふるさと」と慕う切り絵画家 久保 修さんの画業50周年記念展覧会「切り絵の散歩道」を開催しています。(12月5日まで)

久保 修さんと出石

[画像]写真:切り絵の解説をする久保さん(59.6KB)

 
 久保さんは、出石との40年以上の付き合いを振り返り、次のように感慨深く話されました。

「初めて出石を訪れたのは、20代後半の頃。
 出石の方のもてなしと城下町の風情ある景色にとても感動した。

 その後、多い時は月に何度も出石に来るようになり、地元の人達と仲良くなった。
 町を歩いていると『おかえり』と声をかけてもらえるようになり、それがとても嬉しかった。出身地である山口よりも出石に帰ることの方が多くなり、出石や但馬の景色をいくつも作品にした。

 初めて出石で個展を開催するのが決まった時は『個展ができるんだ!』と信じられない気持ちになったのと同時に、とても嬉しかったのを覚えている。
 その他にも、出石の方には若い時からたくさん支えてもらった。

 70歳になり、画業50周年を迎えた大きな節目の年に、第二のふるさとであり、若い時から支えてもらった出石で展覧会ができたらいいなと思っていた。数年前からワクワクしながら話を進めてきたので、それを実現することができてとても嬉しく思う。

 展覧会を見に来た人に、切り絵を見て、町を歩いて、そばを食べて、出石という町を感じて欲しい。
 この展覧会を通じて若い世代にも自分のことを知ってもらい、100歳になるまで、画業と出石との付き合いを続けていきたい。」


町ぐるみの展覧会「まちなかミュージアム」

 「出石町内のさまざまな施設を使った、町ぐるみの展覧会にしたい」という久保さんの意向の基、城下町全体が切り絵のミュージアムになるよう「豊岡市立美術館−伊藤清永記念館」「出石史料館」「出石永楽館」「出石明治館」「出石家老屋敷」の5館に、それぞれテーマの異なる作品が展示されています。

[画像]写真:今回初めて展示される抜け殻(切り終えた下絵)1(28.9KB)
[画像]写真:今回初めて展示される抜け殻(切り終えた下絵)2(34.0KB)

切り絵と出石皿そばと出石焼のコラボ!

 今回の展覧会に合わせて制作された「久保さんの切り絵」と「出石そば皿(出石皿そば協同組合)」と「出石焼(永澤兄弟製陶所)」のコラボ作品『切り絵そば皿』も、出石史料館で展示中です。

[画像]写真:自身がデザインした切り絵皿そばを披露する久保さん(40.8KB)

 また、町歩きをしながら、切り絵の鑑賞をより楽しめる「5館制覇スタンプラリー」も同時開催しています。
 展覧会の会場になっている5館、全ての施設に入館してスタンプを集めた方に「オリジナポストカード」をプレゼントします!(数量限定あり)
 注:休館日などでスタンプが揃わない場合はプレゼントの対象外となってしまいます。下部の「まちなかミュージアム(5館制覇スタンプラリー詳細)」で休館日等の詳細を確認してください。


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