ページ番号1031307 更新日 令和6年11月6日
市民の皆さん、豊岡市長の関貫久仁郎です。
山の木々も色づき始め、秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私が市民の皆さんへ特にお伝えしたい市の施策などについて、今月も防災行政無線でお知らせします。
今月は、2点お伝えします。
1点目は「住宅の耐震化支援」についてです。
1月1日に発生した能登半島地震では、石川県を中心に2万9,000戸を超える住宅が全半壊し、多くの死傷者が出ました。なかでも、昭和56年5月以前に着工した旧耐震基準の建物は、倒壊・破損などの被害が多数発生しています。建物の倒壊は、住む人の命を奪うだけでなく、火災などの二次災害の原因にもなります。
本市の住宅耐震化率は74%で、全国や兵庫県の平均を下回っています。能登半島地震と同規模の地震に見舞われた場合、甚大な被害が想定されます。ご自身や大切な家族の命、地域を守るためにも、まずは市が行っている簡易耐震診断を受けていただくようお願いします。簡易耐震診断は無料で、昭和56年5月以前に着工した住宅を対象としています。
市では、簡易耐震診断の結果、「危険」「やや危険」と診断された住宅には、さまざまな補助メニューで耐震化を支援していますので、詳細については、10月25日発行の広報とよおか11月号または市ホームページなどで確認をお願いします。
2点目は「Jアラートによる緊急地震速報訓練及び津波避難訓練」についてです。
11月5日(月曜日)午前10時から、全国でJアラートによる緊急地震速報の訓練放送が実施されます。
市では、防災行政無線で、ご家庭の戸別受信機と各地域にある屋外拡声機から、最大音量で「大地震です。大地震です。」などの訓練用緊急地震速報を放送します。
市民の皆さんは、この放送を合図に、体を低くして、頭を守り、揺れが収まるまで動かないなど、地震から身を守る安全確保行動をとる訓練を、それぞれのご家庭でお願いします。
当日、引き続き市では、港地区、竹野地区、城崎地域の円山川沿いにお住いの皆さんを対象に、大津波警報の発表を想定した「豊岡市津波避難訓練」を実施します。
訓練にあたっては、市内全域に津波避難指示を発令したことをお知らせするため、最大音量で「港地区および竹野地区の沿岸部、城崎地域の円山川沿いに避難指示を発令」などの放送を2回に分けて行います。携帯電話をお持ちの方には、マナーモードであっても警報音が鳴り、避難を呼びかける緊急速報メールが届きます。
港地区、竹野地区、城崎地域の円山川沿いにお住いの皆さんは、9月に配布しました津波ハザードマップをご確認いただくことや、津波避難場所または近くの高い場所に、実際に歩いて避難するなどの訓練をお願いします。
平日であるため、津波避難場所の学校施設では授業があり、その他施設では通常業務が行われているため、校門や施設出入口付近までの訓練としてご協力ください。
これから冬に向けての非常持出袋の衣類の入替えなど、必要な防災対策をいただくことも大切です。
市民の皆さんは、この放送を活用し、地震と津波に対する避難行動や非常持出袋の確認を、ぜひともお願いします。
11月は、イベントが目白押しです。
あさって4日(月曜日)まで、「豊岡市美術展」を開催しています。今年は、総合体育館を改修して初めての開催です。照明のLED化により明るくなった会場で、多くの方々の力作をぜひご鑑賞ください。
このほかにも、11月には、市内各地域でたくさんのイベントが行われます。ご家族やご友人などと一緒に参加して、地域の皆さんと楽しいひと時をお過ごしください。
季節柄、だんだんと日が短くなっていきます。夕暮れ時のウォーキングの際には、明るい色の服と反射材を身に付けるとともに、懐中電灯などの照明器具を持参するなど、交通事故防止に努めてください。
これで今月の放送を終わります。ありがとうございました。
市長公室 秘書広報課 広報戦略係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9035 ファクス:0796-24-1004
Copyright (C) Toyooka City. All Rights Reserved.