ページ番号1028375 更新日 令和6年2月14日
「オーラルフレイル」とは「お口の虚弱」という意味で、年を重ねるにつれ硬い物が食べにくい、食事の時にむせる、口がかわくなど、食べる・飲み込む働きが衰えてくることをいいます。
年を重ねると足腰の筋肉が衰えていきますが、同じように口の周りの筋肉も衰えてきます。
ささいな口の衰えでも口の機能や食べる機能の低下につながります。お口の機能が低下し、食べる量が減ることで体が低栄養状態になり、心身の健康に影響を及ぼす可能性があります。
[画像]「オーラルフレイルを放っておくと」イメージ図(102.6KB)高齢になると肺炎は死亡につながりかねない病気です。誤嚥性肺炎は、飲み込む力が衰えたところに、お口の中の汚れやむし歯・歯周病の放置により繁殖した細菌が、飲食物と共に肺や気管支に入り、発症します。
お口のケアを毎日することやお口のささいな衰えを予防することで誤嚥性肺炎を予防できます。特に寝る前は丁寧に歯を磨き、きれいなお口で寝ましょう。また、起床後は歯磨きあるいはお口をゆすいでから1日をスタートしましょう。
[画像]誤嚥性肺炎イメージイラスト(73.4KB)各質問項目の点数を合計してみましょう。
[画像]オーラルフレイルセルフチェック(168.0KB)3点以上の方はオーラルフレイルの危険性があります。
合計点数の高かった方も、そうでなかった方も、オーラルフレイルが進行しないように、口のケアに取り組みましょう。
よくかめない、食べにくい原因に、入れ歯が合っていない、歯が抜けたままになっていることがあります。かかりつけ歯科医を持ち、気になることがなくても定期的に歯や口、入れ歯の状態をチェックしてもらいましょう。
毎日のお口のケア
寝る前の歯磨きは丁寧に歯を磨き、きれいな口で寝る。
寝る前は特に意識して丁寧に歯を磨き、きれいな口で寝ることで誤嚥性肺炎の予防になります。その他に、起床時、食事後に歯磨きをするよう心がけましょう。
舌も磨く
舌が汚れると、口臭の原因にもなります。舌ブラシややわらかい歯ブラシで奥から手前になでるように、舌の汚れを取りましょう。
食後と就寝前の入れ歯を洗浄することが大切です。食後はなるべく時間を置かずに、入れ歯を必ず取り外して洗いましょう。洗浄剤を併用すると効果的です。洗浄剤は、製品の使用方法を守りましょう。入れ歯の手入れが行き届かないと口臭の原因や粘膜が赤く腫れたり、出血することがあります。
[画像]入れ歯の手入れ(97.7KB)お口周りの筋力アップ
口周りの筋力を鍛えることで、噛む力や飲み込む力など口の機能低下を予防することができます。
噛みごたえのある食材を選び、よく噛んで食べることも鍛えることにつながります。また、歯磨きの時のぶくぶくうがいを20秒ほどすることでくちびるや頬の運動になります。
その他にも首や肩の体操、くちびるや舌を鍛えるパ・タ・カ・ラ体操を食事前や寝る前にすることでお口周りの筋力を鍛えることができます。体操のやり方については下部リンク先「兵庫県ホームページ お口のフレイル(オーラルフレイル)予防」をご確認ください。
1日3食しっかりとりましょう。食事は多様な食材を組み合わせて食べることで必要な栄養素をまんべんなく食べることができます。目安として「さあにぎやか(に)いただく」の10品目のうち、1日7品目以上になるよう目指しましょう。
[画像]10の食品(90.8KB)厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020運動」をご存じでしょうか。これは、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば食生活にほぼ満足することができると言われており「生涯自分の歯で楽しみを味わえるように」という願いを込めてこの運動が始まりました。
運動がスタートした平成元年には、80歳で20本以上自分の歯がある人は1割もいませんでしたが、令和4年には5割を超えました。8020運動に加え、オーラルフレイルを予防することで、健康長寿を目指しています。
「健康で長生きする」ことは、誰もが考える理想の老後です。「まだまだ自分は元気だ」と思える今から、生活中でできることをやってみましょう。
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