ページ番号1038821 更新日 令和8年9月1日
豊岡市には多くのニホンジカが生息しており、農林業被害や植生被害、交通事故など、多くの被害が発生しています。
市では、ニホンジカによる被害を重要な課題として捉えており、捕獲と防除の両輪による被害対策を進めています。
豊岡市には約2万頭のシカが生息していると推定されています。
シカは市の農林業において最大の加害獣となっており、対策が必要とされています。
一度に産む子の数は1頭ですが、1歳でほとんどのメスが妊娠し、以降も毎年出産するため、約30%の非常に高い増殖率を持っています。これは何も対策を行わなければ3年で2倍以上に増える増殖率です。
ほとんどの植物を食べることができるため、生息密度が高い場所では届く場所にある植物を食べつくし、地面が見えるようになるほど植生にダメージを与えます。
市内のほとんどの山林の下草がシカにより激減・消失しており、希少な植物の生息地が無くなるほか、土砂災害のリスクも増加します。
市では2014年からシカの捕獲を強化し、年間6500頭を目標に罠・銃による捕獲を行っています。
有害鳥獣捕獲の約85パーセントは罠による捕獲です。「箱罠」と「くくり罠」によって捕獲を行っています。
豊岡市有害鳥獣捕獲班(約100人)による班員個人で行う罠捕獲や農会が管理する箱罠での捕獲のほか、公的施設内やゴルフ場、河川敷など、班員の活動が難しい場所では、選抜された「罠捕獲専任班」がチームとして集中的な捕獲を行っています。
銃を所持している班員(約40人)が集まって行う一斉捕獲を年間18回程度実施しているほか、選抜されたメンバーである銃専任班(13人程度)が年間約50回程度、銃による追い込み捕獲を行っています。
2014年の捕獲強化開始から6500頭を目標に捕獲を継続していますが、近年は捕獲頭数が減少傾向にあります。
捕獲強化によりシカの個体数が減少傾向にあることに加え、継続した捕獲によりシカの警戒心が強くなり、高標高地や河川敷、集落周辺など、捕獲が難しい場所に生息場所を変化させていることが原因だと考えられます。
また、狩猟での捕獲(11月15日から翌年3月15日の間で行われる、狩猟者登録をした方による捕獲)が例年約2000頭ほどあったものが、2024年度から1000頭を下回る捕獲頭数になっていることも大きな要因の一つとなっています。
[画像]写真:豊岡市のシカ捕獲頭数の推移(36.6KB)シカの生息場所が変化し、通常の捕獲では難しい場所に移動していることから、市では選抜された専任班の活動により、捕獲が難しい場所での捕獲を積極的に実施しています。
罠による専任班は、公用地やゴルフ場、河川敷など通常の罠捕獲が困難な場所で、チームを組んで活動することで、効率的な見回りと安全かつ確実な捕獲を実施しています。
銃による専任班は少人数チームによる柔軟な活動を週3回実施し、シカ捕獲の要望があった場所やシカの密度が高くなっている場所で集中的に捕獲を実施しています。
このように、個人の班員の捕獲活動では手が届かない場所でも、専任班による柔軟で集中的な捕獲を行うことで、隙間のない対策を可能としています。
[画像]写真:豊岡市有害鳥獣捕獲班(120.4KB)シカをいくら捕獲しても、農地などが適切に防除されていなければ被害を無くすことはできません。
市ではさまざまな方法で被害防除対策を推進しています。
農地などへ防護柵を設置するためのさまざまな補助を行っています。
高齢者等農作業生きがい対策事業補助金
60歳以上の方を対象に、家庭菜園に設置する防護柵資材費の2分の1を補助します。(補助上限額あり)
毎年8〜9月頃に各農会へ要望調査を行い、翌年秋〜冬に設置を行います。
注:設置後、柵の耐用年数に応じて集落による維持管理が必要となります。
防護柵の設置を検討する際は、林務水産課へ相談してください。申請方法など、案内します。
市には鳥獣害対策を専門に行う職員「鳥獣害対策員」が2人「集落支援員」が1人います。
日々、鳥獣被害の相談や対策に対応しており、鳥獣被害対策の指導や相談、市有害鳥獣捕獲班や集落との連絡・調整などを行っています。現場での対応も行っていますので、鳥獣被害にお困りのことがあれば林務水産課まで連絡してください。
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コウノトリ共生部 林務水産課 林務水産係
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