ページ番号1033748 更新日 令和7年7月9日
生物多様性の損失を食い止め、回復させる「ネイチャーポジティブ」の実現に向けて、環境省は、国立公園などの既に保護されている区域の拡充だけでなく、里地里山や企業林など、地域、企業、団体などの民間によって生物多様性の保全が図られている土地を「自然共生サイト」として認定する取組みを2023年から開始しました。認定区域は、ラムサール条約湿地などの既存の保護地域との重複を除き、OECM(注)として国際データベースに登録されます。
2025年度からは、自然共生サイトを法制化した新法・地域生物多様性増進法が施行され、これまでの生物多様性が豊かな「場所」を認定する制度から、特定の場所に紐付いた民間などによる生物多様性を増進する「活動(計画)」を認定する制度となりました。これにより、認定された活動を実施する区域の呼称を「自然共生サイト」と呼ぶことになります。
注:Other Effective area-based Conservation Measures(国立公園などの公的な保護地域以外の地域で、人々による文化的・精神的・社会経済的な活動などによって生物多様性の保全に資する区域)
地球規模で生物多様性とその恩恵の急速な損失が危惧され、生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。これを踏まえ日本は、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる「ネイチャーポジティブ」というゴールに向けて、2030年までに陸と海の30パーセント以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標「30by30」を掲げました。
[画像]30by30ロゴ(16.7KB) コウノトリと共生するまちを目指す豊岡では、環境に配慮した農業や、湿地、里山の保全管理など、すでに地域の多様な主体の営みによって生物多様性の保全が行われてきました。
農業などの地域の方々の日々の営みが、生物多様性の保全に資すると公的に認定されることは、自然を活用した社会課題の解決策(Nature-based Solutions,NbS)を活用し、生物多様性豊かな環境の持続性を高める一つの手段になると考え、今後も、農業などの日々の営みが続いていくよう、取組みを進めていきます。
豊岡市内の自然共生サイトについては、下部の画像およびリンクからご覧ください。
また、認定制度の詳細や申請方法、全国の自然共生サイトの位置や情報などについては、ページ最下部のリンクから環境省ホームページをご覧ください。
認定年度 | 2023年度 |
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場所・面積 | 兵庫県豊岡市加陽 |
面積 | 56.4ha |
申請者 | 豊岡市 |
管理者 | 沖加陽区、下加陽区、里地里山・人・未来協議会、豊岡市 |
OECM登録 | 上記面積のうち23ha(他は兵庫県鳥獣保護区 33,4ha) |
認定年度 | 2023年度 |
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場所・面積 | 兵庫県豊岡市瑞雲寺 |
面積 | 8.016ha |
申請者 |
農事組合法人コウノトリの郷営農組合・兵庫県立大学大学院地域支援マネジメント研究科 兵庫県立コウノトリの郷公園 |
管理者 | 申請者と同じ |
OECM登録 | 上記面積と同じ |
[画像]象徴する写真(138.3KB)
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