ページ番号1017624 更新日 令和3年6月29日
毎日おにぎりを2個捨てる
お花見の季節。私は花より団子派という方も「フードロス」をご存知でしょうか。「まだ食べられる食品が捨てられる」ことですが、実はこの問題、単に「まだ食べられるのにもったいない」だけの問題ではないんです。
水や土地の無駄遣いによる「資源枯渇」、生産・加工・流通・処分時に発生する「経済損失」、並行する膨大なエネルギー消費によって排出されるCO2などの「環境負荷」など、世界的な食料・環境問題につながっているのがフードロスです。日本でも国内年間約646万トン(国民1人当たり51キログラム、1人1日おにぎり2個のイメージ)が排出されています。
3キリ運動
そんな中、各地域によって、家庭での「3キリ運動」(買った食材を「使い切り」・無駄にせず「食べ切り」・生ごみを減らす「水切り」)や、冷蔵庫の整理を推奨する活動が進められています。一人一人のちょっとした意識と工夫で、家計の無駄も減らすことができます。
【参考】
日本らしい工夫で夏を快適に
開放的な縁側に、外をつなぐ引戸。そして、多数の窓。景色を愛する日本の家づくりの特徴です。
実はこの「窓」、家の中で一番の「熱の出入口」なんです! 窓からの熱流入対策にお勧めなのは、外付けすだれ等により「日陰を作る」こと。上から差す夏の太陽光を遮るために南面は斜めに、西面は強い西日を遮る垂直なものを取り付けましょう。
空気の出入口
すでに家の中が暑くなってしまったなら、空気の入口と出口を作りましょう。高い温度の空気は上昇するので、高い位置の窓を開けて熱を逃がし、1階北側の窓などから低い温度の空気を取り入れるのが理想です。防犯上や雨の心配がなければ、夜に開放して家の中を冷やすのも良いかもしれません。夏の風物詩・風鈴も使えば、音色で涼を感じさせてくれますよ。
身体の芯から
身体が熱いなら、ウリ科の野菜・果物を。身体から熱を取ってくれます。ちなみにウリ科の野菜の保存適温は約7℃。水の冷たさだけで保存ができます。夏の食卓にいかがでしょうか。
「旬菜旬消」を知っていますか
「露地栽培の農産物等を旬の時期に消費する」という考え方で、実は暖房に燃料を使うハウス栽培よりも生産段階での二酸化炭素排出量が少ないことから、環境負荷を減らす事ができます。
例えば、キュウリ。生産に要するエネルギー量は、旬(露地)である夏なら1キログラム当たり約990キロカロリー。ハウス栽培の約5千60キロカロリーと比べて5分の1以下のエネルギー量で生産が可能です。さらに、旬の野菜はおいしく、高栄養価・低価格。まさに良いことづくめなのです。
地元の食材を消費する「地産地消」も、二酸化炭素排出の減少につながります。遠い産地の食材に比べて運搬距離が少ないためです。食材を自分の畑で調達している方は、それだけで環境貢献度が高いといえるかもしれませんね。
柿、栗、イチジク、サツマイモ…。自然豊かな但馬も、旬の食材であふれています。食欲の秋である今、おいしく環境貢献してみてはいかがでしょうか。
こたつ要らず!?暖かい部屋づくり
部屋が寒くて、こたつから出られない季節。暖かい部屋づくりの極意は、部屋の熱を逃がさない事です。家の中で最も熱が出入りするのは、冬の窓。断熱シートを貼る・複層窓にする・厚いカーテンにする等、まずは熱が逃げない窓づくりから始めましょう。もちろん、電気代削減に直結します。
また、エアコンも効果的に活用しましょう。実は近年、省エネ力がぐんと高まっているので、空気の入替えが必要な燃焼式器具よりお薦めできます。温かい空気は軽く天井にとどまりがちなので、送風器具と併用しましょう。
シーリングファンなどの代わりに活躍するのは扇風機。斜め上に向け送風すると、対流が起きて暖かい空気が天井から降りてきます。入浴後の暖かさを生かす方法もあります。湯船にお湯を張ったままドアを少し開け、離れた別部屋で排気してみましょう。湿度の高い空気が少しずつ移動し、室内の加湿もできます。
寒さの我慢は血流を悪くし、健康にも悪影響。ちょっとの工夫でぬくぬく、笑顔の冬を過ごしましょう。
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