ページ番号1033113 更新日 令和7年3月31日
豊岡市では、子育て中の女性のリスキリングなどを目的として、5カ月間でデジタルマーケティングの基礎から実践までを学ぶデジタルマーケティングセミナーを実施しています。本事業は今年度4年目を迎え、これまでに33人の女性デジタルマーケターが誕生しました。
2025年3月12日(水曜日)には経営者へのデジタルマーケティング人材の重要性や活用の啓発、セミナー修了生と企業とのマッチングを狙いとした「デジタルマーケティング・ミートアップ」を開催し、22人が参加しました。デジタルマーケティングを活用している会社の経営者などや、そこで働く市のデジタルマーケティングセミナーを修了した女性社員が登壇しました。「参加者同士で顔見知りになり、つながりを持ってもらいたい」という思いを込め「ミートアップ」という名称にしました。
デジタルマーケティングセミナー受託者でもある株式会社ノヴィータの小田垣栄司さんが講演を行い、デジタルマーケティングを学ぶ意義や、女性の働き方を取り巻く課題について話しました。自身が東京での経験を通じて感じた「働き方の自由度」と、豊岡で直面した「女性が社会で自由に働く難しさ」に触れ、育児や介護による外出制約が経済的自立やキャリア形成の機会を制限している現状を指摘しました。デジタルマーケティングを活用することで、在宅ワークやフレキシブルな働き方ができ、状況を改善することができると述べました。
単にデジタルマーケティングのスキルを身につけるだけでなく、自分が制約を受けていることを認識し、その制約を外すためにどういう気持ちになってどういうスキルを身につければいいのかなど、マインドセットの重要性も指摘していました。
市内でデジタルマーケティングを活用している事業所の経営者と、そこで働く女性デジタルマーケター3人が登壇しました。デジタルとアナログの関係やその重要性を軸に、現場での課題や実践的な取り組みについて意見交換を行いました。
「デジタルを作るのはアナログであり、そのアナログを自分たちのものにしていくことが重要」という意見がありました。デジタルの本質はアナログとの組み合わせ方にあり、人間が「やりたい」と思える仕組みを人間の力で作ることが大切だという声がありました。
また、デジタルを活用するだけでは不十分であり、人間の感覚や経験を踏まえた柔軟な対応や工夫も必要だと指摘されました。デジタルでの成果を上げるためには、初めから売上や成果を狙うのではなく、小さな成功を積み重ねることが重要だという登壇者の意見に、他の登壇者たちも賛同していました。
デジタルだけでなく、人の力も重要であることを改めて認識する内容となりました。
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