国際女性デーに向けたステートメント(2021年3月8日)


ページ番号1016607  更新日 令和3年3月8日


3月8日の国際女性デーに向けて、ジェンダーギャップの解消に取り組む豊岡市からステートメントを行います。

豊岡市は「ジェンダーギャップ解消」に向けて果敢に挑戦します

 ジェンダーギャップの解消は、男性、女性に関わらず、生きやすく、生きがいのあるまちを創る「旗印」です。

 その取組みは、過去と現在を否定し批判することに主眼があるわけではありません。これまで自分たちのまちが、無意識とはいえ、女性との関係でフェアではなかったという反省に基づき、男性中心の「モノクロの世界」を、男女が協働する「色合いに満ちた、より豊かな世界」に変えていこうという、未来に向けた試みです。

 豊岡市は、2012年、「豊岡市いのちへの共感に満ちたまちづくり条例」を制定し、その理念を根幹においてまちづくりを進めています。

 「共感」とは、他者への想像力のことを言います。したがって、「いのちへの共感」は、他のいのちへの想像力であり、その「いのち」の立場に立ったとき、世界がどのように見ているかに思いを寄せる能力のことを言います。

 女性の立場に立ったとき、世界は不公平な壁だらけに見えているかもしれません。そのことへの怒りから目をそらしてはなりません。

 ジェンダーギャップの解消は、女性も男性と同様、社会的・経済的な夢を持ち、悔いのない人生を送りたいと願う生身の人間であるという前提に立って、互いに尊重し、支え合う社会を築き上げる戦略です。それは、「いのちへの共感に満ちたまちづくり」にとって、不可欠の取組みです。

 それだけではありません。豊岡を含め、日本の自治体が苦しむ人口減少の最大の要因には、多くの場合、若い女性の流出、すなわち、まちが女性に選ばれていないことがあります。女性が住みたいと思うまちを創り上げない限り、地方創生を成し遂げることはできません。
 ことは、単に理念だけの問題ではなく、ジェンダーギャップの解消は、まちの存続にかかわる極めてリアルな課題でもあります。

 豊岡は、ジェンダーギャップの解消が揺らぐことなく進んでいくよう、不断の努力を重ねてまいります。

 「ジェンダーギャップの解消・ジェンダー平等の実現」が、他の自治体でも力強く推進され、その総和として日本の現状が大きく変わっていくことを期待してやみません。

        2021年3月8日   

                            兵庫県豊岡市長 中 貝 宗 治


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くらし創造部 多様性推進・ジェンダーギャップ対策課 ジェンダーギャップ対策係
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電話:0796-21-9004 ファクス:0796-24-8114


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