ページ番号1001723 更新日 平成30年5月23日
指しゃぶりが続いています
回答
赤ちゃんは手や指、触れたものなどをなめたり吸ったりして感触を確かめます。なめる行為は、赤ちゃんに心地よさをもたらします。また指を口にもっていくことを続けているうちに、自分からは見えていない顔の部分の位置が分かるようになったり、手や口を使う能力を高めていったりします。
1歳半から2歳ぐらいになると指しゃぶりは減っていくこともありますが、反対にこの頃から眠たい時やお腹がすいたときに指しゃぶりすることが習慣になっていく子どももあります。赤ちゃんの頃の探索行動とは違い、この頃の指しゃぶりは不安や不快を自分でなだめ解消するという気持ちを落ち着かせるための行為で、子どもの発達上大切なことです。
次のような理由から、指しゃぶりをやめさせようとすることが多いです。
一般的に子どもは大きくなるにつれて手を使って遊び、言葉を覚えて使うようになります。手や口がコミュニケーションのための手段としてたくさん使われるようになると自然に指しゃぶりは減っていきます。一度見られなくなった指しゃぶりをまたするようになったときは、気持ちを落ち着かせるために無意識のうちにしていることが多いようです。多くの場合、その時期だけのものなので心配はいりません。
不安や緊張感が背景にあって指しゃぶりが続く場合もあります。このときに、指しゃぶりを気にしすぎる大人が必要以上に注意することが続くと、かえって子どもの不安や緊張が増すおそれがあります。そんなときは指しゃぶりをしなくてもすむ状況を大人が作りましょう。大人が一緒になって遊んだり、同じ年頃の子どもたちを遊ぶ機会を増やすなどを続けることで子どもの不安が軽減したり、興味や関心が広がったりします。
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