運動会の「行進」で身につく大切なもの 〜協調性があるからこその個性〜


ページ番号1001697  更新日 平成30年5月23日


[画像]イラスト:行進「動きと気持ちを合わせて」(8.3KB)

 人のまねをしているときには、相手の言動を鏡のように映しとる脳の「ミラーシステム」が働いています。
 私たちの脳には、実際に動くときにも、ただ見るだけのときにも反応する神経細胞があって、このおかげでただ”見る”だけでも、ある程度まねができるようになります。そして、実際にまねをするためには、相手や周囲の人の動きをよく見て、聞いて、感じて、このミラーシステムを活発に働かさなくてはなりません。
 実は、このことが「相手の立場になって考える」「共感する」といったことにも役立っているようです。
 運動会での「行進」はただ歩いているだけではありません。周りの人を見ながら、動きがずれていないか確認し、足並みそろえて、できるだけ同じ動きをしようとします。このとき、子どもたちの脳では、このミラーシステムが活発に働いています。
 周囲の人に合わせられることは、社会生活を円滑に送るうえでとても大切なことです。

 脳を育てる観点からも、「行進」することはとても意味深いことのようです。


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