【全但消防協議会】若手消防団員意見交換会を開催しました。(2022年度)
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更新日
令和5年1月24日
2022年度若手消防団意見交換会
2023年1月22日(日曜日)に城崎庁舎で、全但消防協議会主催の若手消防団員意見交換会が行われました。
但馬地区の10消防団から21人の若手消防団員が参加し、このうち豊岡市からは6消防団15人の消防団員が参加しました。
意見交換会では、今後の消防団の活性化を目指すため、日ごろの消防団活動を通じて感じたことや意見を交わしました。
また、この日は意見交換会のほか、豊岡市城崎消防団の井垣部長による「ファイヤーファイターズアカデミー」の活動紹介が行われました。
[画像]写真:2022年度若手消防団員意見交換会 集合写真(100.6KB)
意見交換会の様子
[画像]写真:椿野会長のあいさつ(16.4KB)
[画像]写真:井垣部長の活動報告(19.7KB)
[画像]写真:意見交換会A班(25.2KB)
[画像]写真:意見交換B班(22.6KB)
意見交換の主な内容
入団のきっかけ
- 結婚をきっかけに加入した。(地域貢献)
- 分団長が家に勧誘に来た。
- 無理やり入団させられた。
- 隣の人が退団するために、自分が入団させられた。
新入団員の勧誘方法について
- 地区の祭りを青年団で行っており、まずは青年団の加入、そこから消防団へ勧誘している。
- 同級生や同年代のつながりで勧誘している。
【困っていること・感じたこと】
- タテ社会・飲み会・旅行といった悪いイメージを持たれており、勧誘の支障となっている。
- 勧誘の際、本人に会う前に、親が断ってくることが多い。
- 団以外に相談する場所(区や地域)がない。
- 友達どうしの入団も歓迎だが、分団の管轄が違うと、別々の分団への入団になってしまう。
- 若い人は、自分の時間を大事にする傾向があり、地域貢献、旅行、飲み会や団員になることで顔が広がることはメリットと思われていない。
- 勧誘の際に、消防団に入団するメリットが思いつかない。
【アイディア】
- 入団の際に実際の訓練を見せてはどうか。
- 子どもに訓練を見せる、あるいは体験させてはどうか。
- FacebookなどのSNSの活用。
消防団に入ってよかったこと
- 地域に貢献している。
- 親交を深める場となっている。
- 地区の話が消防団でもできる。
- 普段は商売中心だが、商売以外の人脈が広がった。
- 団員の家から火を出さない意識が高まった。
- 子どもの体験イベントでアピールができた。
消防団活動で困っていること
- 定例訓練に団員の集まりが悪い。
- 幽霊団員がいる。
- 職場の意識が大きく理解に影響する。(勤務中の災害出動)
- 人がいない。班の再編成も難しい。
- 消防器具の取扱いマニュアルがない。
- 現場でのトイレに困る。
- 操法大会
若手団員が出場してくれない。(毎回、固定メンバー)
温度差がある。
平日夜の練習が負担である。特に大会前は練習回数が増える。
先輩団員に気を使わなくてはいけない。
できることなら無くしてほしい。毎年行う必要があるのか。
- 出初式
時間が長い。会場が寒い。
団員確保のためにやっていること・すべきこと
- 親交を深める場となった。
- 分団の有志でお揃いのTシャツを作り、盆踊りに出場したりしている。
- 広報誌や行政放送でPRしている。
- 分団の広報誌を独自に作成し、各戸に配布してPRしている。
- 地区の中に、消防団員とほぼ同じメンバーで構成される別団体がある。そういうところで広報している。
- 操法大会の開催場所が、人の集まる場所に変わり見に来る人がとても増えた。
- 分団で保育園を訪問し、PR活動をしている。また、消防署が子供用の消防服を持っているので、それを借りたりもしている。
まとめ
今後の消防団の活性化には、特に「消防団活動の情報発信」「SNSを活用したPR活動」「消防団と他の組織が連携した活動」「こどもが参加する活動(学校・地域)」などが必要ではないかという意見が多かった。
また、操法大会や出初式に対して負担や必要ではないと感じている意見がある中で、回数や時間の短縮など負担をかけない取り組みを検討する必要があるように感じた。
意見交換会を終えて 全但消防協議会会長 豊岡市城崎消防団長 椿野仁司
- 「自分たちのまちは自分たちで守る」という基本精神は、時代が変わっても変わらない。信念が大切である。
- 意見を聞いて工夫が必要と感じた。地域や家庭に活動をPRする必要があるのではないか。消防団を知ってもらわなければ、存在しないことと同じ。
- これからも、憧れと誇りをもって消防団活動をしていただきたい。
活動紹介
豊岡市城崎消防団「城崎ファイヤーファイターズアカデミー」の活動について
城崎消防団第1分団やまと班 部長 井垣 亮
- 5年前、団長から「基本的な動き、統制がとれていない、何とかしなければ」と指摘を受けて「城崎ファイヤーファイターズアカデミー」を開設。
- 隊長と検討する中で、若手個々への指導ではなく、全体のボトムアップを計ることとし、若手や若手以外でも基礎から学ぶ「基本編」と指示を出したり指導をしたりする必要のある立場の団員を対象とした「上級編」を開設。
- 4月から10月の間に4回開設。ロープワークや二連梯子などの基礎のほか、心得や安全管理の座学も行った。
- 最後に無線機による指示を基に実際に行動をとる訓練大会を行った。
- 修了者にはワッペンを付与して、活動服に付けてもらい、団員意識を高めてもらう。
- 4年間の実績により、団長から「動きがよくなった、統制がとれてきた」と好評をもらった。また、若手団員からも質問が増えて、意識の高揚がみられた。
- 活動を今後に引き継ぐためにも「実務必携」を作成している。
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