防災ワークショップ三方地域コミュニティ「コミュニティ三方」で開催しました(2021年8月1日)
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更新日
令和4年3月4日
三方地域コミュニティ「コミュニティ三方」 防災力向上 防災ワークショップ
豊岡市では、国土交通省、兵庫県、豊岡市社会福祉協議会と連携して、地域の防災力向上を目的に、防災に関するワークショップを2011年度より継続的に開催しています。2016年度までは行政区単位で開催していましたが、2017年度からは地域コミュニティ単位で取組みを進めています。
8月1日に三方地区コミュニティセンターで実施された「マイ避難カード」作成に向けたワークショップについて紹介します。
ワークショップの目的
水害・土砂災害に備えた地域防災を考える
本取組みでは、地区住民から住民だからこそ知り得ることや防災上の課題等を紹介してもらいながら、専門部署の担当者からの災害・防災に関わる情報提供を踏まえ、地区の「避難場所」「避難対象者」「避難のタイミング」を考える。
これらを踏まえ、今後、地域コミュニティ、行政区、さらには一般家庭へ「マイ避難カード」作成の取組みを波及させるとともに、防災力向上のための方針(アクションプラン)と「地域防災活動の手引き」をとりまとめることとしてます。
また、取組みを実施するにあたっては、コロナ禍における洪水・土砂災害に対する避難のあり方や対策について念頭に置いています。
ワークショップの概要
- 開催場所:三方地区コミュニティセンター
- 開催日:2021年8月1日(日曜日) 午後1時30分〜午後4時
- 参加者:三方地域コミュニティを構成する各区の代表 59人
概要
グループワーク 「命を守る術(避難)を考える」
- マイ避難カードを活用しながら「一般家庭」を想定した避難を考える
- マイ避難カードを活用しながら「災害時要援護者がいる家庭」を想定した避難を考える
話題提供
- 「 近年の水害と河川情報について」 (国土交通省豊岡河川国道事務所)
- 「避難場所の考え方、避難情報について」 (豊岡市政策調整部防災課)
グループ討議 「三方地区として取組んで行くことを考える」
- グループ討議
- グループ発表
話題提供
- 「災害時要援護者の避難支援等について」(豊岡市社会福祉協議会)
- 「自区紹介シートとりまとめ(水害・土砂災害時の避難について)」(豊岡市政策調整部防災課)
ワークショップの様子
グループワークでは、グループに分かれてマイ避難カードを活用しながら、前半は一般家庭を前提に立地条件を何パターンか想定して行政区としての避難を考えました。後半は災害時要援護者を含む家庭を想定して、同様にマイ避難カードを活用しながら避難を考えました。
[画像]写真:ワークショップ会場の様子(148.6KB)
グループ討議では「地域での防災課題、優先事項、今後何をしていくか」を話し合い、最後に、討議の結果を三方地区で共有するためにグループごとに発表を行いました。
[画像]写真:グループ討議の様子(163.1KB)
【ワークショップでいただいた主な感想】
ワークショップ終了後のアンケートでは、全体を通して約9割近くの方が、有意義であったと回答しました。主な感想や意見を紹介します。
ワークショップに参加して良かったこと
- 地域の実情を知ることができた
- 自分の区で当たり前のことができていない区がある。区長会やコミュニティなどの場を通じて、良いことはどんどん広める必要性を感じた
- 他地区の状況がよく理解できた。他地区の取組みがわかって良かった
- 地区の危険箇所が分かった
- 地区内の情報共有ができた。過去発生した災害の被害状況を再認識できた
- 三方地区の防災の問題点の実態が明確となった
- 災害発生時(避難が必要となった状況)の対応を再確認することができた
- 参加して防災に対して意識が高まった
- 災害時における防災の重要性が理解できた。共助精神の大切さ。有意義な勉強ができた
- 意識改革ができ良かった
- 災害について普段から考えておかないと駄目だなと思った。家族とも話しておくことが必要だと感じた
- 新しい情報を得た。防災に向けての手立てのヒントを得た
- 情報収集のやり方が色々あり、気象情報などを複数取得することで、正確な情報を取れることがわかった
改めて気づいた地域の課題など
- 要援護者の避難方法、支援
- 要援護者の情報共有と対象世帯との話し合いが必要
- 高齢化、過疎化、そして諦めの気持ちが増えている
- 少しずつ継続して勉強、研修をしていくことが大切だと感じた
- 災害の実体験がないため、危機感に欠ける。地区内での情報の共有が必要
- 三方地区の防災情報把握システムの確立
- 引継ぎ等の情報の共有化
- 地区すべてが災害区域となっているので、日頃から考えておく
- 訓練での避難先の再考(自宅、指定緊急避難場所など)
防災に関する意見やワークショップの感想など
- 防災意識が向上した
- 共有できたことを区民に啓発していくことが難しい
- 年に1度は「防災を考えるワークショップ」を開催してほしい
- 防災は大変大事なことで大変良かった
- 区内の人間、家族は、区内のマンパワーで助けるということが認識でき、今後の活動や行動に役立てる
- 区民全員の意識向上が図れるよう努力したい
- 分かりやすく、簡単に理解できる資料、パンフを作成できればと思います
- 資料が多く、難しかった
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