防災ワークショップを日高地域コミュニティ「きらめき日高」で開催しました(2020年9月13日)
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更新日
令和2年10月2日
日高地域コミュニティ「きらめき日高」 防災力向上 防災ワークショップ
豊岡市では、国土交通省、兵庫県、豊岡市社会福祉協議会と連携して、地域の防災力向上を目的に、防災に関するワークショップを2011年度より継続的に開催しています。2016年度までは行政区単位で開催していましたが、2017年度からは地域コミュニティ単位で取組みを進めています。
9月13日に日高地区コミュニティセンターで実施された「マイ避難カード」作成に向けたワークショップについて紹介します。
ワークショップの目的
水害・土砂災害に備えた地域防災を考える
本取組では、地区住民から住民だからこそ知り得ることや防災上の課題等を紹介してもらいながら、専門部署の担当者からの災害・防災に関わる情報提供を踏まえ、地区の「避難場所」「避難対象者」「避難のタイミング」を考える。
これらを踏まえ、今後、地域コミュニティ、行政区、さらには一般家庭へ「マイ避難カード」作成の取組みを波及させるとともに、防災力向上のための方針(アクションプラン)と「地域防災活動の手引き」をとりまとめることとしてます。
また、取組みを実施するにあたっては、コロナ禍における洪水・土砂災害に対する避難のあり方や対策について念頭に置いています。
ワークショップの概要
- 開催場所:日高地区コミュニティセンター
- 開催日:2020年9月13日(日曜日) 午前9時〜正午
- 参加者:日高地域コミュニティを構成する各区の代表 50人
概要
グループワーク 「命を守る術(避難)を考える」を考える
- マイ避難カードを活用しながら「一般家庭」を想定した避難を考える
- マイ避難カードを活用しながら「災害時要援護者がいる家庭」を想定した避難を考える
話題提供
- 「 浸水想定区域、河川水位情報について」 (豊岡河川国道事務所)
- 「避難場所の考え方、避難情報について」 (豊岡市政策調整部防災課)
グループ討議 「日高地区として取組んで行くことを考える」 を考える
- グループ討議
- グループ発表
話題提供
- 「要援護者について」(豊岡市社会福祉協議会)
- 「地域コミュニティにご協力いただきたいこと」(豊岡市政策調整部防災課)
ワークショップの様子
グループワークでは、5グループに分かれてマイ避難カードを活用しながら、前半は一般家庭を前提に立地条件を何パターンか想定して行政区としての避難を考えました。後半は災害時要援護者を含む家庭を想定して、同様にマイ避難カードを活用しながら避難を考えました。
[画像]写真:ワークショップ会場の様子(147.7KB)
グループ討議では、「地域での防災課題、優先事項、今後何をしていくか」を話し合い、最後に、討議の結果を日高地区で共有するためにグループごとに発表を行いました。
[画像]写真:グループ討議の様子(122.4KB)
【ワークショップでいただいた主な感想】
ワークショップ終了後のアンケートでは、全体を通して9割近くの方が、有意義であったと回答しました。主な感想や意見を紹介します。
ワークショップに参加して良かったこと
- 区として要援護者に対して、いざというときにどのように守るか考えなければいけない
- マイ避難カードを記入することで、自分の家族だけでなく高齢者世帯や障害者の方のいる世帯等、再度考える機会になった
- マイ避難カードの記入の中で、再認識も含め深い話し合いができた
- 他地区の活動を自分の区へも展開できるように進めていきたい
- 他地区の状況がよく理解できた。他地区の取組みがわかって良かった
- 他地区の問題点と防災意識を知ることができた
- 区により様々な取組みをしていることが把握でき、自分の区の取組みのあり方がよく分かった
- 自分の区の現状を知ることができた
- より防災意識が強まった。区民一丸となって情報を共有していかないといけない
- 改めて地域の防災について考えるきっかけになった
- 危険個所の再認識ができた
- 防災意識が高まった
- 知らないことを知ることができた
- 防災情報の大切さが分かった
改めて気づいた地域の課題など
- 要援護者の避難方法、支援
- 要援護者の情報共有と対象世帯との話し合いが必要
- 要援護者の支援者の決めた方や区独自の災害本部の設置など再考が必要
- 自主防災組織の確立
- 近隣地区との連携
- 防災意識の地域格差
- 区民の防災意識の向上
- 避難のタイミング
- 地域内でのコミュニケーションの必要性
- 訓練での避難先の再考(自宅、指定緊急避難場所など)
- 自動車で避難する問題点(道路冠水による危険)
防災に関する意見やワークショップの感想など
- 区役員の異動があるため、定期的な開催が必要である
- 風化させないように防災ワークショップの継続をお願いしたい
- 本日の内容を区内で説明する機会を設けたい
- 住民全体の防災意識の向上を図ることが重要
- 日本各地域で起こっている災害を、自分の立場に置き換えることで、早めの避難ができるのではないかと考える
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