ページ番号1031373 更新日 令和6年12月13日
新文化会館の整備については、2018(平成30)年度の基本構想の策定から順次取組みを進め、2023(令和5)年度から建築工事に着手、2026(令和8)年度に開館する計画でこれまで進めてきました。
しかしながら、3度にわたり入札が不調に終わり、予定どおり開館することは不可能な状況となっています。
入札不調の原因である物価高騰や技術者不足などが改善する兆候が見られない中、現在の計画を見直すことなく整備を進めることは、財政負担が大きく、現在の市の財政状況を考えると慎重にならざるを得ません。
一方、現市民会館の老朽化も進んでおり、安全性確保の観点からいずれ休館せざるを得ない状況です。
整備の遅れにより休館期間が長引けば、市民の皆さんの活動に大きな影響が出ることも懸念されます。
以上のことから「都市機能として必要な文化会館をいかにして維持するか」という観点に立ち返り、現市民会館の長寿命化などあらゆる可能性を排除することなく、早期に整備の方向性を示すことができるよう検討を重ねてきました。
文化会館の機能を確保する手段として、以下の6案について検討しました。
以上の6案には、それぞれに利点と課題があります。
検討に際して、特に下の4点を中心に比較することとしました。
規模・機能、市民への影響、コスト(当面・長期)の視点から比較検討を重ねた結果、市としては「現市民会館を長寿命化・機能向上(大規模改修)し、文化会館機能を維持していく」ことが、総合的にみて現時点で最も適した方向性であると考えます。
また、大規模改修にあたっては、今まで新文化会館建設に向けて市民の皆さんと議論を重ねてきた内容をできる限りいかすため、新文化会館整備基本構想・同基本計画を十分踏まえた整備内容にしていくことを想定しています。
現市民会館の休館が長期にわたらないよう、関連する予算案をこの12月議会に提案しました。
議会のご理解・承認をいただいたうえで、早期に事業を進めていきたいと考えています。
現市民会館については、新文化会館の供用開始まで、最低限の改修および緊急やむを得ない修繕を行いながら機能維持に努めてきましたが、ホール棟の特定天井や旧式の舞台機構など、根本的に改修・修繕しない限り安全性が確保できない状況となっています。また、舞台照明や音響機器の部品調達が困難なことなどにより、今後突発的なトラブルに対応できず、機能停止するリスクを抱えています。
このような老朽化の現状を考慮すると、これまで「2026(令和8)年度の新文化会館オープンまでの機能維持」としてきたとおり、現市民会館は2025(令和7)年度末をもって休館することとしました。
2026(令和8)年度から長期休館に入りますので、2026年4月1日以降の利用について、代替施設などの案内を改めて現市民会館のページでお知らせします。
大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
観光文化部 新文化会館整備推進室
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9130 ファクス:0796-22-3872
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